原理としての自然食主義について様々な展開

自然食料理研究家    阿部 倫子さん

 祖母や母がお勝手で楽しげに、いろいろな料理を作っては、家族の者や近所の方たちに喜んで頂いているのを毎日眺めて育ちました。「門前の小僧習わぬ経を 読む」のことわざ通り、いつしか料理を作り始め、結婚、子育てを経過して今日に至っていますが、まさに料理に始まり、料理に終わる一生となりそうです。
 母の思い出は、限りなく懐かしいことばかり、追憶は走馬灯のようにめぐりますが、生きざまと言いますが、母の後ろ姿を見つめながら自分が歩んでいること に気づく昨今です。母は、料理ばかりでなく、すべてのことに慈しみ、丹精し、犠牲をも払ってきました。それは、広い心、強い姿勢なのです。特別に手とり足 とりしつけられたわけでもなく、隠れた指導者だったようです。ひときわ我が子を愛する平和の女神のような母だったと思います。
 また、戦中、戦後の食糧難の時代にも、他人様にも慈悲深い母でした。戦災にあわなかった我が家は、家を失った人たちと同居でにぎわしく、おなかを満たし てあげるために、母は汗を流すことも苦としませんでした。
 この頃の食事が印象深く脳裏に刻みこまれ、日本の伝統的な味、素朴な料理を受け継いだのです。量を増やすための“かぼちゃ粥”“野菜鍋”“すいとん” “味噌あん入り蒸しパン”“雑穀ごはん”などなど。
 今の私の仕事(自然医食料理の普及)に役立つ知恵と工夫がこめられた料理ばかりだったのです。
戦中、終戦直後の物資のない時代、ごはんもマキで炊き、材料も庭の家庭菜園で作ってくれた母。現在の若い奥さんたちが、カルチャーセンターで習い覚えた料 理とは違い、何もないところからつくり出す料理。それは生きていくために一生懸命で、涙ぐましい奮闘だったのです。
当時の人々は、がんをはじめ慢性病で悩むなどということもなく、病院も今ほどたくさんなかったのに、ベッドはいつも空いていました。ところが現代はどうで しょう。日進月歩した西欧医学でも、防ぎようのない難病奇病に侵蝕され、右往左往しています。これらの病気は全身病であり、体質の悪化、つまり血液の汚れ が原因なのです。この血液の汚れは、食事が最大の原因と考えられています。不自然な加工食品、精白された主食や添加物入りレトルト食品、ファーストフー ド・・・と、高タンパク、高カロリーでかぞえきれないほどの飽食。これらを捨て、終戦直後の“おふくろの味”“日本の味”に戻ろうという運動を広げている のです。この素朴な食べ物の中に、バランスのとれた貴重な栄養が含まれているのです・・・と。
 そしてもっと大切なことは、物質文明、経済社会に振り回され、母親不在の家庭が増えていること、これでは手作り料理どころではありません。スキンシップ もなく、お母さんが家庭にいないという寂しさ、こうした児童に情緒欠陥が現れても不思議ではありません。たった一杯のみそ汁でも、お母さんが作って一緒に 食べたというだけで、そぎ落とされた母子の情愛は癒えるでしょう。
 私の教室にも、老若男女、さまざまな人たちが集まっていますが、私はまず家庭が大事だと常々言っております。娘さんが恋をして、相手の男性にまず何かを 作って食べさせてあげたいと思う・・・これが最初ではないでしょうか。健康管理の柱として、家庭の柱を支える女性の仕事を、私は母から受け継ぎ、子供に伝 えていきたいと思います。
日本人 の本来の食物です いろんな方の意見です

@日本人の体の構造は「穀・菜食型」構造。
 全32本の歯のうち28本が、穀・菜食に適した形態構造。
A日本人の腸の構造は「穀・菜食型」構造。
 腸の長さが、草食動物のように長い。西洋人より腸が長い。
B食物を口に入れて最初に出る唾液中の分解酵素は、植 物に含まれる澱粉を分解する酵素であるアミラーゼが主体。

従って本来の日本人に適した食べ物は、穀物類と野菜などの自然食が合っているのである。

※玄米などの本来の穀物には、主要な栄養素が白米より何倍も多く含まれている。精米して栄養成分が集中している胚芽部分の糠以外は「粕」である「白米」を 常食していることは、非常に勿体ないことです。日本人が白米を食べて未だ、300年しかたっていません。

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PO全日本健康自然食品協会さん 

・全健協の「健康・自然食品」認証は、以下の3本を柱として成り立っています。
(1)自然食の基準、および事業者の管理基準を明確にすること
(2)基準に基づいた事業者の認証業務を行うこと
(3)認証取得事業者の管理の下、科学的優位性を有する食品を自然食品とし、普及すること
・全健協は、健康な食生活を通して、健康で豊かな生活の実現を目指しています。
(1)気候・風土に根ざした、安全な食材の生産環境を守ります。
(2)健康づくりに有用な自然な食材とは何かを広く深く研究し、情報を提供します。
(3)自然との共生の重要性についての普及活動をします。
・この実現のために
 健康・医療・福祉の増進を図ります。
 環境の保全を図ります。
 団体の運営・活動の連絡・助言・援助をします。

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正食協会さん

自然の恵みに感謝して料理することが大切で、そのひとつに素材を活かすということがあります。農薬、添加物等の公害を早くから指摘し、自然食の開発や普及 に力を注いでいる桜沢如一氏が提唱する「正食=マクロビオティック」という理念は、正しい食生活=「正食」の道を歩むことで病気にならない、病気が治ると いう考え方です。

身土不二・一物全体・陰陽調和・三白五色の害などの標語が沢山生まれました・・・。
捨てるこ とを減らしたまるごとの旨さと栄養がポイント

普通は頭や骨は捨てられてしまいます。骨をしっかり焼けば食べられるという人もいますが、なかなか食べるところまではいきません。多少は歯が悪くても大丈 夫。骨ご と皮ごと丸ごと食べることは栄養バランスを摂るのに優れた方法です。「キッスビー健全食」からどうぞ。
 http: //www.rakuten.ne.jp/gold/kissbee/

カマス、サンマ、アジ、エボダイ、電子レンジで20秒かパックのままお湯に 入れて温める。あるいは、フライパンで袋から出して温めると手間がかかるがさらに旨い!
・常温で6ヶ月の賞味期間
・すぐ食べられてすごいレトルト製品です。
販売社長のビデオ


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